2018/01/20 14:51

静岡県には世界遺産「富士山」があります。私のような静岡県民にとっては、子供のころから見ているため、暮らしの風景の一部になっていて、その有難みをなかなか実感できていないという人も少なくありません。

私もその素晴らしさは感じているものの・・・。恥かしながら、一度も登頂したことがない・・・です。

私が「富士山」を本当に凄い存在なんだ!と感じたのは、ワイン輸入元に在籍していたころのことです。

フランスからワイン生産者が来日したり、フランスの生産者の元へ訪問し、自己紹介をする際、「富士山の近くから来た!」と告げると、

ほとんど全員が理解してくれました。世界遺産に登録されるずっとずっと前なのに、世界の人が「富士山を知っている」。この事実にはと

ても驚き、富士山の偉大さを知りました。こんな小さなことがきっかけで、自分の出身、住んでいる静岡県や富士山のことを調べていくと

素晴らしい魅力がたくさんあることに気づきました。それ以来、私にとっても、富士山は静岡の、日本の自慢のひとつです。

 さて、この富士山と密接な関係の日本酒を造る蔵が静岡県にはあります。

白隠正宗(はくいんまさむね)で人気の高嶋酒造さんです。

この蔵元さんは造るお酒全て「富士山の伏流水」で仕込んでいます。お酒だけではなく、生活に使うお水もすべてです。

そんな高嶋酒造さんは毎年、2月23日(富士山の日)に特別なお酒を発売します。
「白隠正宗 誉富士純米生原酒 富士山の日朝搾り」です。

このお酒は、2月23日の朝に搾り、予約分だけボトリングするという日本酒です。
醗酵具合など成行が多い日本酒造りで、ボトリング(発売日)が決まっていて、それに合わせて仕込むということは、ものすごく難しく、大変なことです。

2月23日は毎年特約店の酒販店、飲食店の方たちが5:00頃集合し、作業を手伝い(邪魔しているようにしか思えませんが・・・)、朝ご飯を食べて商品を持ち帰ります。

私も毎年伺っています。

今年ももちろん伺います。年に1度しか入荷しないスペシャルなお酒で、もちろん毎年美味しく、ラベルも素敵なお酒なので、年々予約数は増えています。

ご自宅用はもちろんのこと、お土産やプレゼントとしてお使いになる方も多くいらっしゃいます。

今年の出来は?当日飲んでみないと分かりませんが、年々美味しくなっていますので、是非是非皆さま、この機会にご賞味くださいませ。

アヴォートルサンテ
佐藤